バブルの墓

案内板にはこのように書かれていた……
『急成長を続けた日本経済は、バブルのようにはじけて停滞を余儀なくさせられました。大都会の喧騒の中で生まれ育ち、たちまち消え去ったジャパンドリームの顛末は、ここ宮川村の立地であるからこそよく見えるのです。屈曲をくりかえしながら山に登るかに見え、ささらに屈折して最後は黒潮に身を委ねる四万十川、その源流に位置する高知県大野見村のご厚意で、ユーモア溢れる形状の四万十の石を、日本列島の中央に設置することができました。これを「バブルの墓」と名付け、日本経済にとって他山の石と致します』